サイドでドリブル突破できる可能性が高いコース(ドリブルで進む方向)はやはり縦のコースです。
スペースができやすく、相手DFがボールを奪いに来る方向も限られています。
ゆえにウイングのポジションで重要になってくる個人能力が「縦ドリブル」です。
縦ドリブルを成功させれば、その後の得点チャンスが一気に大きくなりますが、「足が速くないと難しい」「ドリブル技術に自信がない」など、つい中央へのカットインに偏ってしまったり突破するのをためらって相手に囲まれたりしていませんか?
今回は身に付ければ大きな武器になるウイングなら必須テクニックである「縦ドリブル」について解説していきます。
よろしければ是非、ご参考にしてください( ´艸`)
縦ドリブルのコツは加速力ではなく緩急
縦ドリブルを成功させるためのコツは単純な加速力より速さの「緩急」が重要です。
縦にドリブル突破する際は、まず縦への突破が有効か判断しましょう。
自分がボールを受けた状態で、「後ろぎりぎりがサイドライン」「自分の内側に最も近い相手DFがいる」「縦のコースを別の相手DFに防がれていない」といった状況ならチャレンジの価値ありです。
そして縦ドリブルを行う際は、一気に加速してスピードに乗ることも重要ですが、それ以上にストップ&ゴー、つまり限りなく止まっている状況からスピードに乗ったドリブルをすることで緩急でのフェイントを意識しましょう!
緩急差でフェイントをかけることで、0に近いスピードに歩幅を合わせるために相手DFは足を止めないといけません。
そこから相手よりも速く、一気にスタートすればスタートダッシュの分、相手はリアクションで動くのでどうしても足が遅れます。
その隙を突いて一気にドリブル突破するのです。
縦ドリブルを成功させるために相手との距離と角度を意識する
縦ドリブルを仕掛ける際は、対面する相手DFとの距離、角度も重要です。
縦突破をする際は、真正面に相手DFがいればまず突破はできないでしょう。
ナナメ45度も仕掛けやすいように見えて相手DFと五分五分なので成功率が高いと言えません。
真横に近い70度くらいの角度に細かいボールタッチで近づけたら仕掛けるチャンスです。
そこから緩急差を大きく急停止、急加速を行えばこちらが有利な状況でドリブル勝負ができるので、もともと足が速くなくてもタイミングさえばっちりなら縦突破は充分可能です!!
おわりに
いかがでしたか?
ウイングにとって「縦ドリブル」の技術は頼りになるドリブル技術ですし、シザースやエラシコといった技術要素が多いフェイントではないので、比較的簡単です。
重要なのは緩急とタイミングです!
是非、感覚を身につけてサイドを縦横無尽にドリブル突破できる選手に成長しましょう!!
ではでは、また~~~~