サッカーのポジションの1つである「ボランチ」
守備的MFと呼ばれているだけにMFの中でもディフェンス面の重要度が高いです。
しかしボランチの守備は、DFよりも複数のパターンに応じた守備をしなければならないので、状況判断能力がより求められます。
瞬間的な勝負が多発するサッカーにおいてボランチは特に即座に判断してプレーすることが必須です!
そこで今回は、大事な場面で迷わないために「ボランチの守備で意識するべき点」について解説していきます。
よろしければ是非、ご参考にしてください!!
ボランチの守備の役割とは
ボランチの守備の役割はバイタルエリア付近で相手の攻撃の芽を摘むことです。
もう少し分かりやすくいうと、DFラインを挟んで自陣ペナルティエリア前で陣取りながらボールを受けたらチャンスメイク、ラストパスあるいはシュートを狙っている相手攻撃選手からボールを奪う、もしくはボールを受ける前にパスカットするのが主な守備目的です。
つまり相手に攻撃の形を作らせる前にボールを奪って攻撃を未然に防ぐことです!
これは経験則や相手のポジショニングから判断してピンチになりそうなところを予測し、動かなければなりません。
これはボランチとしての仕事をするためには必須となるスキルになります。
個人的にこれが出来ずに守備的MFとして試合に出ることはチームの守備陣形に大きな穴が生まれるので、非常に重要だと考えています。
ボランチの守備で意識するべき点
では、ボランチとして仕事をするために守備で意識するべき点とは「一人でボールを奪いに行かない」ということです!
攻撃の形を作らせる前にボールを奪って攻撃を未然に防ぐという意識に捉われて無理やりボールを奪いにいく守備をしがちですが、これは違います。
相手に自分がボールを奪いにいくことで空いてしまったスペースを使われてピンチになってしまうからです。
ですので、周りの味方選手を使い相手の動きを誘導して最後に自分でも他の味方選手でもボールを奪うことを考えましょう。
「一例として相手SBがボールを持っている状況で」
①味方選手に中から外へプレスをかけてもらう
↓
②相手サイドアタッカーの選手に味方DFの一人がマーク、縦のパスコースを消しておいてもらう
↓
③斜めのパスコースにいる相手選手にあえて少し距離をあけてパスカットの狙いを定める
↓
④自チームの選手がフリーだと勘違いした相手SBが斜めのコースにパスを入れた瞬間、ボールを奪いパスカットを成功させてカウンターに繋げる
などなど一例ですが、周りを動かして自分あるいは味方がボールを奪える状況づくりをするのがボランチの守備で意識するべきことなのです!
まとめ
ボランチの守備は、多くのパターンがあり状況に応じた即時判断が求められるので冷静さと運動量の求められるハードワークには苦労します。
しかし「周りを頼り、動かす」という守備意識を忘れければ、ゲームメイクするような技術が無くても守備の司令塔として頼れる守備的MF、ボランチとしての役割を果たせることは可能なのです!
是非是非、様々なボランチの守備の仕方を観て学んでみてください!!