先日、10/12にサッカー カタールW杯アジア予選 日本対オーストラリア戦が行われました。
2‐1と接戦を制した日本代表でしたが、オーストラリアに勝つことが出来た要因と改めて見えてきた課題について私自身の目線からの見解と解説していきます!
よろしければ是非、ご覧ください。
リスクに打ち勝ったフォーメーション変更が勝因
日本代表が勝利できた要因の1番の理由は4-3-3へのフォーメーション変更でしょう。
これまで4-2-3-1の中盤が2ボランチ+トップ下の三角形の形をしていました。
しかし、アジア予選では多くのチームが日本相手には自陣に引いて中央を固く守るスタイルが多かったこともあり、トップ下がいい状態でボールを受けれないことが多い印象でした。
しかし対オーストラリアでは4-3-3というアンカー+インサイドハーフ2枚という形に変更しました。
アジア予選3試合中すでに2敗していて後がない日本にとっては大きなリスクを背負ってのフォーメーション変更だったと思います。
インサイドハーフというポジションは上下運動が激しく守備面でも貢献が求められる難しいポジションです。
ボランチのような動きだけでは、攻撃の駒が単純に減って得点力不足が課題に挙げられているにも関わらず攻撃力が下がる要因になってしまいます。
しかし田中選手、守田選手はアンカーの遠藤選手と連携しながらポジションチェンジや他ポジション選手のカバーをこなし、前線への攻め上がりもし続ける素晴らしい動きをしていたのが勝利に繋がった大きな要因だと思います!
中盤3選手は体力的にも相当キツイ立場だったと思いますが、懸命に走り回ってくれて頼もしかったです。
今後の課題
一方で気になったのが得点力不足の問題が解消されていないと感じました。
伊東選手は積極的な裏への抜け出しから多くのチャンスを作り出してくれ、相手DFを確実にかき乱してくれましたが、フィニッシュの前のプレー精度が悪く、パスミスのシーンも目立ちました。
大迫選手、南野選手も決定機を何度が迎えながら決めきれず、日本が優勢の内に点が取れないために消耗したところ相手に同点にされてしまったという感じです。
浅野選手の決勝点に繋がるシュートがなければ結果的にフォーメーション変更なども攻撃力減少の要因となる失敗に終わってしまったかもしれません。
難しい場面でも決めきる決定力を身に付けるのがベストですが、現実的なプランとしてはチームがゴール前の精度を高めて、いかにビックチャンスを多く作りだせるかだと思います!
それぞれが「自分がゴールを決めるぞ!」ではなく囮となる動きやサイド、中央万遍なく使い一辺倒な戦い方をしないといったチームとしての連動性、役割分担をはっきりさせてほしいですね。
まとめ
とにかく勝利が欲しかった日本代表にとって首位の相手に1勝を奪い取れたのはポジティブな結果かと思います。
しかし得点力不足だけでなく守備面での連携ミスなど課題を解決しなければ予選はもちろん本選でも勝利を重ねることは絶対できません。
「より強くなった日本代表」が見れるよう今後も応援していきたいと思います!!